着物に合わせるコート・羽織の選び方

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着物に合わせるコート・羽織の選び方

2018.03.22

[きものの知識]

着物でお出掛けをする際には、大切な着物を寒さや汚れから守ってくれる羽織もしくはコートが必要！
ということで、今回は「羽織とコート」に焦点をあてて選び方をご紹介いたします♪

◇結婚式・入卒式など　（フォーマルな場面）

春は入学・卒業式が多いのと「お母さん」という立場での出席が多い為、着物も淡い色味をお持ちの方が多いように思います。
ですが、慣れない着物でのお出かけはどこで汚れを付けてしまったり引っかけてしまうかわからないもの。
そんな時は濃い色のコートがあれば、万が一汚れがついても目立たないという利点があります。

逆に、着物の色が濃いのでコートは明るい色もしくは淡い色で合わせるというのもいいですね！
よくあるパターンとしては、着物が濃い色の場合はコートは淡く、着物が淡い色の場合コートは濃くする組み合わせが多いですね。
ちなみに、そういった場面に羽織だけでの出席はNGです！！
（上にコートを着るのならOK）

コートが必要な理由としては、
①防寒のため
②汚れを防ぐため
・乗り物で移動するとふくらはぎの裏がシートに擦れる
・寄りかかると帯が擦れる
・ぶつかられた時など、相手の汗やファンデーションがつく
③帯がなにかに引っ掛かり解けてしまうのを防ぐため

浜松市は車社会・静岡市は電車やバスが移動手段なので、乗り物での移動の際には座るシートに要注意ですね！

また、素材としては通常のきものの生地よりも厚手で丈夫であると尚良いです。
大事な着物を守るためのものなので、しっかりとした生地がおススメ。

反物の幅にもよりますが、小紋用の反物で仕立てることも可能です。
しかし、フォーマルな場面で使う場合は色柄に注意しましょう！

◇お出かけ・観劇など（カジュアルな場面）

せっかくのお出掛けは帯も見えるようにしたい！という方はコートよりも羽織がおススメ。
羽織もオシャレにコーディネートして、羽織紐で遊ぶのもいいですね。
コートと違いオシャレの一部でもあるので、自分らしさと好みで選ばれる方が多いです。
今回はその一部をご紹介いたします♪

海を思わせるような青緑の羽織は、着物と帯に合わせて同系統のカラーでコーディネート！
鮮やかな色遣いに、思わず目で追ってしまいます。

こちらも帯と着物の地色に合わせた羽織ですが、着物のペイズリー柄と羽織の薔薇の柄の組み合わせがとてもオシャレですね！
濃い色の同系色で合わせるとカッコイ着姿になります。

爽やかな黄緑の着物に薄紫の縦ぼかしの羽織を合わせて、優しい雰囲気にコーディネート。
お顔映りも明るくなりますし、羽織のグラデーションが効いているので様々な着物に合わせやすいです。

◇番外編・ちりよけコート＆羽織

レース黒羽織

レース白コート

暑い時期であっても、塵や汚れが気になるからと何か羽織りたくなるもの。
ですが普通のコートや羽織では暑すぎる・・・ということでご紹介するのがこちら♫
シースルーなので見た目も暑苦しくなく、しっかりと帯も守ってくれます。

オシャレ羽織についてはこちらにもご紹介がありますので、気になる方は
こちらをクリック→秋のおススメ羽織★

また、和福屋・和ろうどでもコーディネートのご相談を承っておりますので、お気軽にお声掛けください！

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