万葉さんにて最初に見学させて頂いたのはこちら↓↓
長くて重い丈夫な板に白生地をピンと張って固定し、型を使って柄付けをしていきます。
↑こちらは振袖用の生地に柄付けしたものを持ち上げているところです。
↑こちらはぼかしの小紋です。
ぼかしの技術は難しく、この染めができる方も限られているそうです。
長い着物の1反分を1人の方が集中して染め上げます。
写真の奥に映る、ずらりと並んだ刷毛は、染めるものや柄によって使い分けるそうです。
染上りがこちら↑↑
鮮やかな青色の生地にふわりと上品に咲く花びらが素敵な作品です✨
私が触れているのは、先ほど持ち上げていた振袖の柄付けをしていた生地の板です。
1色が一通り終わったら、乾かすためにその都度上に持ち上げて乾かします。
背の高い方は常に前かがみでないとぶつかってしまいそうな高さでした。
とても長くて重い板を1人だけで持ち上げるのは本当に重労働です。
作業するには前かがみになり、次の作品に進むにはその高さまで持ち上げて下すという…
繊細な作業と力仕事とで、着物作りの大変さが伝わります(*_*;
こちらはあらゆる種類の糊が並べられた棚です。
壁一面そして外にまで溢れるほどに並んでおり、1つひとつがラベル付けをされていました。
普通は調合の場所には見学に入ることは難しいのですが、今回は特別に見せて頂きました(*´▽`*)
糊にも種類があり、色に応じて作るそうです。
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万葉さんの作品は特に発色が綺麗なのが特徴で、特に濃い色味の鮮やかさは群を抜いています!
和福屋で扱っている振袖の中でも、万葉さんの紺色と緑色は毎年とても人気です(≧▽≦)
次に見せていただいたのがこちら、過去の柄の見本帳です!!
びっくりするほどたくさんあり、次から次へと出てくるのでスタッフ大興奮(((o(*゚▽゚*)o)))
全部見ないと気が済まない!とばかりに1枚ずつめくる…その度に「可愛い!」「綺麗!」「好き!」が止まらない( ´艸`)
昔の型は和紙で残っているものまであるそうで、奥の保管棚はまさに宝庫でした!
歴史が長いからこそこだわりもあり、今もなお脈々と受け継がれています。
ただ、技術者の減少と共にその数も減ってしまっているのも事実です。
↑こちらは「かちん染」という伝統技法を使った作品です。
まるで墨で手描きをしたような風合いの柄が特徴ですが、これを型を使って表現するのでとても高度な技術が必要となります。
線の太さや色の濃淡の表現を考えると…その難しさが伺えます(´∀`;)
楽しすぎて予定の時間をオーバーしてしまいましたが、本当に貴重な場所や作品を見させていただくことが出来ました!!
万葉さんの作品は11/15(金)~11/18(月)の4日間で開催の「創業感謝祭」にて展示致します!
ぜひたくさんの方にこの作品を見ていただきたいと思いますので、ぜひご来店くださいヾ(*´∀`*)ノ