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西陣の帯に必ずついている、西陣織工業組合のメガネ型証紙。
そこには生産者番号が表示されていて、1~37番までは組合発足当時に五十音順に登録した老舗中の老舗だそう。
29番の西陣まいづるさんは親子代々で携わる職人さんもいらっしゃるほどです。
伝承と進化をつづけてきた優れた技術と自社オリジナルの最高品質の素材で生み出された作品は、西陣織大会で何度も最高賞を受賞。「美しいキモノ」にも度々登場する機屋さんです。
工房では職人さんたちが、手作りの櫛やへらを使い、下絵に合わせ丹念に図柄を手機で織り込んでいました。
上品で深みのある色糸のハーモニー、そして手織りならではの繊細さと豊かな風合いに見とれるばかりでした。
続いては作品の数々を拝見。豪華な螺鈿の帯や繊細なすくい織など多彩な中、シックモダンな象柄の帯に目が留まりました。
「これは以前『美しいキモノ』誌面で女優の藤原紀香さんが着用されたもので、三眠蚕(さんみんさん)を経糸に使用しています。
一般的な蚕が4回脱皮するのに対し、3回しか脱皮をしない三眠蚕の糸はしなやかな風合いと透き通る輝きが特徴ですが、飼育が非常に難しく、また糸の細さゆえに高い技術力が要求され、極めて希少なのです」と、スタッフさんが両方の繭と糸を見せてくださいました。
「『お客様が喜ぶことが一番』を一番大切にし、素材も国産繭にこだわりつづけているのです」との一言が特に心に残ったひとときでした。
大島紬に新しい世界を築き上げた、として知られる人気作家・中賀和健秀さん。
おしゃれきものとしてのイメージが強い大島紬の絣技術を活かしながらも、絞り・抜染・手描き友禅・金彩など多彩な技法との今までにないコラボレーションにより、パーティーなど晴れの場にもふさわしい品格あるきものとしても装えるような作品を創り上げ、「創作大島」というジャンルを築き上げられました。
早速作品を見せていただき、その表現の幅広さに圧倒!
シックで素朴な大島紬らしさを感じるものから「これが大島紬?!」と今までの概念を覆されるような色鮮やかなダイナミックなものまで、一くくりには言い表せない世界にぐっと引きこまれました。
この豊かな発想はどこから生み出されるのでしょうか?お話を伺うと、もともと中賀和さんは、大島紬の最高峰「都喜ヱ門(ときえもん)」ブランドに携わっていたそうです。
都喜ヱ門は「紬一つをわが生命とぞする」を人生哲学として、本場大島紬の伝統技法をベースにしながらも新しい図柄・技法を求め、70年余りをより忠実に表現するための絣や染色技法を開発し時代を先取りする作品創りに費やされた大家。
そのものづくりのDNAが中賀和さんに着実に受け継がれていることを実感したのでした。
中賀和さんはたださまざまな技法を駆使しているだけではありません。織り上がった大島紬の生地の上に、さらに織を重ねる「織がさね」は特殊で非常に高度な技術だそう。
さらに生地は大島紬の故郷・鹿児島産にこだわっているとのことでした。
軽く温かい、着崩れしにくくシワになりにくい。着こめば着こむほど肌になじむなど、きもの通の心をつかむ大島紬。
落ち着きのある色目でシックなきものというイメージを持っていましたが、おしゃれな色柄が目新しく、洋服の中にいても浮くことのない爽やかなきものに出会い、視野の広がった思いでした。
ご自身がきものをよく着られ、きものが大好きという山下久美子さん。
着る立場から、あるいは母の立場で娘に着てほしいという視点から女性ならではの感性が光る作品を作られています。
一般的にきものの創作の世界は男性が多いなかで、男性が求める女性の美しさとは違った、山下さんならではの身近で現実的なきものの美しさがとても新鮮!
次から次へ紹介された新作に一同心がときめきます。
「シンプルなものでも遊び心のあるものを、一見では気づかずともよく見ると捻りがあるデザインを」と言われる山下さんの作品には、フォーマルの訪問着でも付下げ感覚で現代風。
しかも、どこか遊び心を効かせたデザインにおしゃれ心をくすぐられます。
「100年たっても愛される模様をいかに現代風にアレンジうるかを大切にしています」と山下さん。
古典的なモチーフも山下さんが手掛けると春のように心弾むきものができあがります。
今年は帯に力を入れているという山下さん。古典模様ながらも、作風という縛りがなく、さまざまな素材や生地やモチーフで固定概念に囚われない自由なセンスが光ります。
「創りたいものがたくさんあるの!」とう山下さんのパワフルなエネルギーが作品に宿っているようで、作品を見ているだけで元気が湧いてきました。
美しいだけでなく女性ならではのスパイスを効かせた新作に注目です。
千地泰弘さんは紅白の美川憲一さんや小林幸子さんの衣裳を創作するアーティストとして有名です。その活躍の場は日本にとどまらず、イタリアオペラ「蝶々夫人」の舞台衣裳や、フランスのバレエ振付家モーリス・ペジャールの衣裳など世界を舞台にきもの文化の素晴らしさを発信しています。
「今、きものに世界が注目しています。実際海外できものを着ている方がきものを買うために来日するケースもあります。これからきものはさらに注目を浴びます。
日本の方にはぜひきものを着て楽しんでいただきたいと思います」と千地さん。
きものをこよなく愛する千地さんは、受け身ではなく自分から仕掛けていくチャレンジャー。今、世界各国の国家のきものをデザインされていて、その一部を見せていただきました。自由な発想で伸び伸びとしてデザインのきものを創作される千地さんに大きな夢を感じます。
工房で千地先生の作品を見せて頂きました。技術的なこと以上に、きものっておもしろくて楽しい、そんな世界
を多くの方に伝えたいと語る千地さんの作品にはそれぞれ素敵な物語がありました。
ほとんどの工房が図案を買い付けてモノづくりをしているなかで、加納幸さんは社内のベテラン図案家さんたちが自分たちで図案を考え、色を選び加納幸ならではのブランドづくりに力を入れています。
「加納幸の帯はグレーなどの中間色が多くシャンパンゴールドとチョコレー色が看板になっています」と加納幸さん。
何年たっても飽きのこないデザインと色、多彩なシーンで多彩なきものに寄り添う、時を超えて愛される帯づくりを目指しています。
加納幸さんの帯はふんわりと空気を含んだような感触も魅力。その秘密は加納幸さんで行われている手機です。手機は高さと深さが必要と、2階部分は吹き抜けに、地面は1メートルくらい掘っているそうです。
「帯を織るときには湿気があった方が良く、だから地面を掘って湿度を保つようにしています。帯の裏糸で帯が重くならないよう模様の部分だけを裏糸を残し軽くしているのも手機ならではです」とはこの未知60余年の奥村さん。日本の手仕事のうつくしさの極みを見せていただきました。
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