きものでお出かけが楽しい秋です。今回のテーマは色無地。
帯や小物の合わせ方により着姿の表情は自由自在。
和福屋スタッフのオススメコーデをご紹介。あなたのお気に入りはどれ?
- シックな深緑色の色無地に明るい黄色地におしゃれなボタニカル柄の京袋帯をコーディネート。紅色のドット柄の帯揚げ、三分紐と菊模様の帯留めで、華やかさを添えました。音楽会やミュージカルなど、秋色のモダンコーデが光ります!
- 絹の光沢が美しい華やかなオパールグリーンの色無地はチャペルウエディングの席にはもちろんですが、シックモダンな青海波の帯とオレンジ系の小物を合わせれば、ちょっとしたお出かけにも最適。同窓会に出席すれば一目置かれる存在になりそう!
- 濃いサーモンピンクの色無地に、黒地に多彩な色合いの七宝柄の袋帯はそれぞれの存在感を引き立たせる相性抜群の組み合わせ。帯はボリューム感ある金華山唐織なので、上品な淡い色の小物を合わせると洗練された印象になり、結婚式などお呼ばれの席にもぴったりです。
- 可憐な撫子色の色無地に、金糸や銀糸、水色や紫色のラメ入りの糸で織られた可愛らしい花柄の袋帯、甘めカラーの小物でトータルコーディネート。披露宴やパーティー、発表会など、華やぎのシーンに、着る人の優しいセンスがあふれてきます。
- 秋の訪れを感じる、こっくりとした焦茶色の色無地に白地に花唐草柄の八寸帯を合わせたメリハリのあるコーディネートです。アースカラーの小物合わせは等身大の自分を演出してくれるので、ショッピングや友達とのお食事会におすすめです。
- 白地に藍色のアラベスク模様の袋帯が華やかに映えるよう、深い藍色の色無地を合わせました。優しいメローカラーの小物で秋の移ろいを演出。色数を抑えた大人コーデで、パーティーやホテルディナーなど、リッチな場所へお出かけしませんか。
9月12日、和福屋&和ろうどは、京都へきもの産地研修を実施!
一件目に訪問したのが刺繍と染に特化している尾峨佐染繍さん。
昭和58年の創業以来、刺繍・色・柄・染・生地のすべてにこだわり、手刺繍と染色のハーモニーから
創作される作品は、立体感ある美しさと手仕事ならではの温かみがあふれていました。
平刺繍・相良刺繍・汕頭刺繍、三大刺繍の魅力を学びました!
京都駅から車で約30分、木造で温もりある佇まいの尾峨佐染繍さんに訪問し、刺繍のきものの美しさを研修させていただきました。
「ハンカチの刺繍の美しさをきものや帯に表現できないか?」そんな一途な思いからスタートした尾峨佐染繍さんは立体感あふれる手刺繍にこだわるばかりか、染色とのハーモニー、そして着姿がより美しく華やかに映えるモノづくりを創作し続けています。
最初に代表的な三大刺繍の作品を見せていただき、それぞれの特徴を教えていただきました。
どれも緻密な美しさで目が釘付けになりました。
- 刺繍の美しさに全員目を見張りました!
- 社屋も温もりを感じます。
刺繍のきものの創作手順を
教わってきました!
- 図案はイメージを図案屋さんに伝え、何度も調整をしながら精密に起こしてもらいます。
- 図案の上に型紙を置き、模様どおりに、ていねいに型を彫っていきます。
- 糊となる樹脂に金をつけ、刺繍の下書きをつくります。金色のラインに沿って刺繍をしていくため、完成したら見えなくなります。
-
ボカシを入れる部分はあらかじめ図案にアタリを付け、下染めします。
尾峨佐さんでは図案、配色、仕上げは日本。 刺繍は高い技術を持つ中国やベトナムでつくられます。
美しい作品を見せていただき、
スタッフ一同、胸キュン!です
- 中国の人間国宝の方の作品は圧巻です!
繊細で細やかな柄でも刺繍は立体感が出て美しく存在感があります。
また刺繍と染色とのコラボレーションも素敵でした!
- よく見ると“花”という文字の模様に!
- 刺繍の立体感が華やかです
二件目に訪問したのが、一休和尚に縁ある大徳寺の隣にある老舗、菱屋六右衛門 高垣織物さんです。
まずは資料館見学からスタートし、続いてジャガード織の現場に、最後は2階の展示室で、
伝統的なものからモダンなものまで、素敵なきものや帯に囲まれ、スタッフ一同、幸せ気分を満喫です!
資料館で伝統的な西陣織を見学!
玄関を入ると出迎えてくれる甲冑と雛人形は、レプリカの布で衣裳が作られているためアンティークのような風格があります。つづいて時代劇など高貴な方の寝所や玉座(ぎょくざ)の前に置かれている御簾(みす)のレプリカ、そして今度は本物のアンティークの小袖。色糸を浮かして織る唐織のため刺繍のような立体感があり豪華でした。
- 御召も多彩
- 唐織の小袖が豪華!
ジャガード織を使った
機織り場を見学!
- これがジャガード織機
次に見学したのが西陣でも数少ないジャガード織の機織り場。
普段ならジャガード織の織機が音をたてて動いているのですが、あいにく研修の日は職人さんがお休み。
方眼紙に色を塗ってデザインした図案や、図案に基づいて穴をあけたパンチカードを使ってジャガード機で織る仕組みなどを学びました。
- 方眼紙に色を付けた図案と図案に基づいて穴をあけたパンチカード
- カラクリ仕掛けのような機織りの現場
お召をはじめ素敵な作品に夢中に…
- ろうけつ染めの帯も紬に合わせてみたら素敵!
最後にお邪魔したのが2階の展示室。西陣織の伝統が息づいた格調高いきものや帯はもちろん、モダンなデザインの作品もあり、スタッフ一同、夢中になってしまいました。西陣御召など他では出来ない二重織組織のきものやコート地など初めて目にするものばかりでした。
- 御召もいろいろ
- 両面締められる帯。使い分けるのも楽しそう
三件目に訪問したのが、帯屋の一条さん。
ヨーロッパから伝わった伝統ある「天鷺絨」「金華山」など多重織組織に、独自に開発した技法を加えて、
新しい風合いを持つ織物を創作している織元さんです。
見る角度で多彩に見える「瑠璃黄金」、
桃山時代の小袖の柄を入れた大胆な帯などこだわりの帯に一同感動しました。
技術と情熱で魂を込めた帯づくりを!
最初に住居と機屋が一緒になった出機(でばた)を見学。今では数えるくらいしかないそうで貴重な機会となりました。織の現場では、織り機や織の作業について細かく説明してくださいました。工場内は、風があると糸に掛かるテンションが変わってしまうため、夏場でもクーラーや扇風機は使えず、また機織りの音もかなり大きく職人さんの環境は恵まれていません。それでも丁寧な仕事をされている職人さんのつくる帯には一条さんならではの技術と情熱が詰まっていました。
- 出機で、織の説明を受けました。
- 50年以上も使われている織機
- 瑠璃黄金という帯。立体感があり豪華です。
- 帯に使用する糸はこんなに多彩
ビロード織の袋帯が
とっても素敵でした!
- 針金の入っている部分を専用のナイフを使い毛羽立たせることでビロードをつくります。社長様が実演してくださいました。
ビロード織は、たて糸に針金または太糸を織り込んでループ(輪奈)を作り、織り上げた後、それを一本ずつ抜くことで、織り地の表面が浮き立ちます。針金の代わりに金糸に金属棒などを織り込み、織りあがった後にその金属棒を抜くことにより糸輪が立体的に浮かび上がる技法が金華山。見る角度や光の当たりぐらいで帯の表情を豊かに語ってくれるこだわりの素敵な帯にたくさん出逢いました。
- 織り上がった際には針金を抜きます。抜いたところに立体感が生まれます。
- 市松柄のビロード織の袋帯。見る角度によって色が黒に見えたりします。
7月10(火)・11日(水)、きものの産地として1300年もの歴史を持つ、新潟・十日町市を訪問。
今回ご紹介するのは昭和13年の創業以来、時流をリードするモノづくりに取り組み、染問屋間でも
一目置かれた「青柳」さん。型染めや桶絞りの工房を見学したり、出来上がりの作品を目の当たりにし、
一同驚きと感動の時間を過ごしてきました。
創業80年きものづくりの全工程を自社で
全国屈指の技術力を誇る青柳さん
きものづくりの工程は、染、絞り、手描き、箔、刺繍など、細かく分業されているのが一般的ですが、雪深い十日町では、冬の資材運搬が困難だったことから、その工程を一所で行う、一貫生産の仕組みができるようになりました。
今年、創業80年の老舗の青柳さんも、設計から最終工程まですべてを自社で一貫して行い、その技術力の高さには定評があり、「美しいキモノ」など多くのきもの専門誌にも毎回登場しています。
- 型友禅や赤城紬など青柳さんでしかつくれないきものの数々を見せていただきました
- うっとりするほど美しい振袖
工房見学は驚きの連続!
職人さんの思いと技で生み出される
作品の数々
- まずは座学で青柳さんの染色方法をレクチャーしていただきました。
見せていただいたのは、版画のように何枚もの型を使った「型友禅」、刷毛を使った「引き染め」、桶を使って染色する「桶絞り」。どれも熟練した職人にしかできない、高い技術力が必要とされるものばかり。工程を見学し、一枚のきものが出来上がるまでにかかる時間と労力、そして職人さんたちがきものに込める思いに一同感動でいっぱいでした。
いよいよ工房内へ!
-
長い一枚板の上に乗せられた白生地に型を当て、一色ずつ染めていきます。
板に乗せた生地に刷り込んでいくことから、「板場友禅」とも呼ばれます。
一反を完成させるのに一週間ほどかかることもあるそうです。
-
ピンと張った生地に刷毛で染料を伸ばし生地を染める「引き染め」。
同じような調子で色ムラなく染めるのは至難の業です。
- 染めたい部分だけを桶の外に出し、染めない生地は桶の中に入れて染色液の中へ入れて染めるのが「桶絞り」。
桶の中の生地は染まっていません。染める色ごとにこの工程を繰り返し、ようやく一反が染め上がります。
手間がかかりますが、染色液にどっぷりと浸けることでダイナミックで濃厚な色合いが生まれるそうです。
浜松で着物(きもの)・振袖をお探しのお客様へ|和福屋はお客様の「きものを楽しむ」お手伝いをいたします
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