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和み通信web |きものを着る知る遊ぶ『和福屋』からのワクワク通信

『和福屋』では定期的にスタッフのきものの知識を深めるため研修取材を行っています。
その取材レポートとコーディネートや、きものにまつまる情報をまとめたオリジナル情報誌『和み通信』の一部をホームページでもご紹介します。

和み通信バックナンバー

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帯が主役のオシャレコーデ

昔馴染みの友達とプチ旅、趣味友達とライブ、美術館、ランチお呼ばれの披露宴パーティー…
コーディネートで悩むのも楽しい時間。
秋の計画をイメージする時からあなたのきものがたりは始まります。

  • エレガントにドレスコーデ・大人可愛くロマンティック!

    エレガントにドレスコーデ

    菱モザイク縞の地紋が美しいオフホワイトの色無地に、唐花に紫色の花模様が美しい帯を品よくコーディネート。
    同系色でエレガントなドレス感覚のスタイルなら、披露宴などセミフォーマルにも活躍しそうです。

    大人可愛くロマンティック!

    淡いピンク格子のお召のきものに、伝統的な正倉院文様をデフォルメした帯が切子ガラスのようにロマンティック。
    ホテルランチ、展覧会、音楽会など、モダンな場所でさりげなくオシャレ心が引き立ちます。

  • 石畳のようなモダンコーデ・黒ベースのコーデがスタイリッシュ

    石畳のようなモダンコーデ

    唐花模様が美しいシックなお召のきものに、ペインティングした石畳のような帯を合わせるとモダンな雰囲気に。
    絵画展や発表会、人気の店でディナーも素敵…。秋のきものがたりの夢が広がります。

    黒ベースのコーデがスタイリッシュ

    黒地にグラデの効いた縞模様のお召には切子模様がアクセントになり粋!
    黒地に紫の花模様が華やかな帯をコーディネートしました。色数を抑えたカッコイイスタイルで、お芝居やカフェバーなどにでかけてみませんか!

京都研修日記 木野織物㈱ 菱屋善兵衛

7月17日、創業215年、歴史と伝統の詰まった木野織物㈱菱屋善兵衛さんに研修に行ってきました。
「老舗の帯屋さんでありながら、いつも新しいモノづくりにチャレンジする姿勢が、
長く愛される秘訣と改めて実感しました」と南店長。

「守破離」の姿勢を貫き215年。
良いものは時を超えて…
  • 菱屋善兵衛さんは創業1804年(文化元年)、215年の歴史を持つ帯づくりの老舗です。同社の蔵には明治・大正時代の図案や生地などが大切に保管されていて、それがモノづくりの原点になっています。歴史や伝統を守り、技術を蓄え、新しい世界を創造する「守破離」の精神により、時を超えて愛される創作帯が生まれます。
    例えば、帯は通常約2400本の経糸を使いますが、同社では原点を辿り5400本もの細い経糸を使うことで、柔らかで締めやすく、帯を締めた時に緩まず、きもの通はもちろん、きもの初心者にこそおすすめです。
    また伝統の技を守りつつ、色やデザインは今風に表現していく、しなやかなセンスが新鮮! 良いものは時を超えて愛されることを、モノづくりを通じて感じさせてくれます。

  • 215年の歴史のなかで大切に受け継がれた図案帖など貴重な文献を
見せていただきました。

    215年の歴史のなかで大切に受け継がれた図案帖など貴重な文献を 見せていただきました。

  • 糸棚も美しい!

    糸棚も美しい!

美しくカラフルな色、おしゃれでモダンなデザイン、
新作ブランド「一栞」発表!
  • 菱屋善兵衛さんが、このたび「一栞(いちか)」というブランドを立ち上げ、重厚感のある帯に加え、ネオクラシカルな色やデザインの帯、染帯や刺繍の帯、また帯を主役に引き立たせるきものなど、心ときめく新作との出会いがありました。
  • さりげなく帯を主役にしてくれる着物も素敵なデザインでした!

    さりげなく帯を主役にしてくれる着物も素敵なデザインでした!

  • a.美しい色合いに思わず魅かれます
b.お太鼓柄がユニーク、後姿で愛嬌をふりまくのも良し

    a.美しい色合いに思わず魅かれます
    b.お太鼓柄がユニーク、後姿で愛嬌をふりまくのも良し

  • 色もデザインもインスタ映えしそう!

    色もデザインもインスタ映えしそう!

  • a. 刺繍の帯も誕生しました
b.帯揚げや帯締めの色もモダン

    a. 刺繍の帯も誕生しました
    b.帯揚げや帯締めの色もモダン

  • モダンなデザインが新鮮!

    色もデザインもインスタ映えしそう!

京都研修日記 木野織物㈱ 菱屋善兵衛

7月9日(火)、和福屋一行はきものの郷、新潟へ研修に行ってきました。
今回訪問したのは小国町にある柿渋染・松煙染の工房「越後おぐに (株)高三織物」さん、
十日町にある工房「草木染 絞り染 岩田紬」さん、小千谷にあるきもの問屋「(株)西脇商店」さん。
染め織りの技術や、風合いある作品の数々に出会った感動をお届けいたします!

手づくり感あふれる柿渋染と松煙染に感動…
越後おぐに(株)高三織物さんを訪問


  • 新潟県の中越地方の山間にある長岡市小国町は、小千谷市に隣接した農村地域で、昔は養蚕が盛んに行われると共に、和紙の産地でもあり「小国和紙」も知られています。
    この風光明媚な小国町で伝統を受け継ぐと共に常に新しいものづくりを目指し、手づくりの心暖まる染織で、きものや帯をつくり続ける(株)高三織物さん。
    現在は柿渋染と松煙染を中心に作品づくりをしています。

  • 集合写真
  • a. 独特な色合いの柿渋染の紬
b. 松煙染の小千谷紬

    a. 独特な色合いの柿渋染の紬
    b. 松煙染の小千谷紬

  • 落ち着いた色合いの作品の数々に「私好み!」がたくさん!

    落ち着いた色合いの作品の数々に「私好み!」がたくさん!

染め続けて30年
多くのファンに愛される柿渋染
  • 戦前は製糸業を中心に営んでいた(株)高三織物さん。かつては和紙の産地でもあることから、紙糸での織物も手掛けており、切れやすく弱い和紙の強度を高めるために、柿渋による糸染めをすることで強い紙糸織物を作り出すことに成功しました。
    当初は紙糸の補強剤として考えられた柿渋染でしたが、現在は絹糸等にも施され、独特な色合いと張り感、しっかりとした生地の風合いで多くのファンに愛されています。

  • 防虫効果もある柿渋染

    防虫効果もある柿渋染

  • 貴重な資料もたくさん…

    貴重な資料もたくさん…

  • シックな柿渋染に、ちょこんと座ったネコ柄が遊び心をくすぐります。

    シックな柿渋染に、ちょこんと座ったネコ柄が遊び心をくすぐります。 涼しげな帯合わせで初秋のお出かけにも良さそう!

柿渋染の糸づくり
  • 媒染の実演を見せていただきました。

    媒染の実演を見せていただきました。

  • ①柿渋染は柿の木の皮を煮出した染料で染めます。

    ①柿渋染は柿の木の皮を煮出した染料で染めます。
    鉄分を含む天然地下水で媒染すると鉄紺色に!

  • ②染めて干してを何度も繰り返し、糸をつくるだけで一年かかるそうです

    ②染めて干してを何度も繰り返し、糸をつくるだけで一年かかるそう です

  • ③染め付けた糸を天日干しし、約半年保管して色を安定させます

    ③染め付けた糸を天日干しし、約半年保管して色を安定させます

糸から染めるこその優しい風合い松煙染
  • (株)高三織物さんがもう一つ、力を入れるのは松煙染。松の樹脂分の多い部分を不完全燃焼させて出るススを原料とする染色顔料を用いて染め上げる方法で、一般的には生地を染めますが、(株)高三織物さんの「本松煙」は糸を丹念に揉み込みながら染付けます。
    天然素材で奥まで染め上げた糸で織られた作品は、まろやかな優しい墨色で、同じ物が二つとないそう。
    高度な技術とセンスある作品の数々に魅了されてきました。

  • 手間暇をかけて生み出される松煙染は、独特な風合いが魅力。可愛いウサギ柄も!

    手間暇をかけて生み出される松煙染は、独特な風合いが魅力
    可愛いウサギ柄も!

  • 墨の濃度で色合いが微妙に変化します

    墨の濃度で色合いが微妙に変化します

  • ライトグレーに色付いた松煙染の紬に、モノトーン系の帯を合わせた
スタイリッシュコーデがお気に入りです!

    ライトグレーに色付いた松煙染の紬に、モノトーン系の帯を合わせた スタイリッシュコーデがお気に入りです!

染めから織りまで、全てを一つの工房で行う
草木染 絞り染 岩田紬さんを訪問


  • 今や、染めと織りの総合産地として知られるようになった十日町。
    この地で、材料の調達から図案、染め、織りまで一つの工房で行っているのが「草木染 絞り染 岩田紬」さんです。

  • 社長の岩田さんのイキイキと楽しそうにお話される姿に魅了されました!

    社長の岩田さんのイキイキと楽しそうにお話される姿に魅了されました!

確かな技術、作り手の想いが詰まった作品へ
  • 工房には、染め上げられた糸や染料などが所狭しと並んでいます。社長の岩田さんと奥様、数名の職人さんだけで糸以外の全てをつくり上げる、技術とバイタリティにも驚かされました。
    着る方を想像しながら「本当に自分たちがつくりたい作品をつきつめる」を実践される工房で、魅力的な作品に触れることができました。

  • a. 草木染の作品をまとうと、気持ちが温かくなります

    a. 草木染の作品をまとうと、気持ちが温かくなります
    b. 草木染の美しい糸が並びます
    c. 個性的な作品の数々

染め体験
貴重な染め体験をさせていただきました。
  • ①三角に畳んで染め上げます

    ①三角に畳んで染め上げます

  • ②恐る恐る染めて見ると…

    ②恐る恐る染めて見ると…

  • 色合いが斬新

    ③みんなでチャレンジ!
    一人ひとり個性が出る仕上がりになりました

  • ④こんな風に仕上がりました!

    ④こんな風に仕上がりました!

  • 絞り染も見せていただきました

    絞り染も見せていただきました

伝統と歴史ある産業を守り、世に伝える…(株)西脇商店さんを訪問


  • 最後に訪れたのは、小千谷にあるきもの問屋の(株)西脇商店さん。
    越後おぐに (株)高三織物さん、草木染 絞り染 岩田紬さんの作品のほとんどを取り扱い、地元の素晴らしい染め織りを世に送り出しています。

  • 集合写真
高三織物さん、岩田紬さんの作品が一堂に!
  • 小国や十日町で染めや織りを行う職人さんたちが、新しい作品づくりに安心してチャレンジできるのは(株)西脇商店さんが、「地元産業を守り、素晴らしい作品を広めたい」という思いで、全国に広める役割をしてくださっているからこそ。素材にこだわり、高い技術でつくられた作品をぜひ、みなさんにもご覧いただきたいと思いました。

  • 岩田紬さんの作品が取り扱われています

    岩田紬さんの作品が取り扱われています

  • 高三織物さんの希少価値の高いきものや帯が…

    高三織物さんの希少価値の高いきものや帯が…

  • a. シックな色合いやデザインも魅力的

    a. シックな色合いやデザインも魅力的
    b. 手紡糸で織り上げたてくびり絣
    c. 独特の風情を感じる作品

着物好きのアナタに読んでほしい

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