可睡斎

徳川家康の幼少期、先生をしていた仙隣等膳和尚。家康公が浜松城主となった折に城に招かれ談話していた際に居眠りを始めたそう。その様子を見た家康公が「和尚、睡る可し」と言ったことが「可睡」の由来とされています。
広い境内には歴史的建造物や国登録有形文化財があり、ゆっくりと時が流れる空間は訪れる人々の心を穏やかにします。

秋葉総本殿　可睡斎
静岡県袋井市久能2915-1
TEL 0538-42-2121

１～３月に開催されるひなまつり。供養を終えたおひなさまが会場いっぱいに飾られます。
なかでも国有形文化財「瑞龍閣」の天井に届きそうな高さまで飾られた1200体のおひなさまは壮観です。
日本最大級のひな段を一目見ようと毎年全国から多くの人が集まります。
この日はコロナのこともあり来観客数も落ち着いていて、じっくり拝見することができました。
四季折々の催しものを楽しめるのも可睡斎の魅力の一つです。

徳川家康など歴代将軍の位牌が祀られている本堂は厳かな空気に包まれています。
貴重な文化財に触れ、歴史を旅することができます。

畳の落ち着いた空間でいただく精進料理。
動物性の食材は使わず、野菜や豆、穀物などを余すことなく使ったお料理は一品一品丁寧につくられていてとても味わい深かったです。
彩り鮮やかで心もお腹も満たされました。

可睡斎から車で５分ほどのところにあるレトロな雰囲気がお洒落なカフェ。店内に入ると美味しそうな香りでいっぱいです。
選べるケーキとドリンクセットは、カフェタイムで立ち寄るには嬉しいメニュー。この日いただいたバニラビーンズ香るチーズケーキは絶品でした。
お食事メニューも豊富に揃っていたので、ランチやディナータイムに行かれるのもおすすめです。

静岡県袋井市久能2174-1
0538-42-0043