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装飾ライン

2018.06.19

[お手入れ]


梅雨。湿気がたまりやすく、着物の保管が一番心配な季節です。

夏場に着られない袷のお着物は、仕舞う前に必ずお手入れを(>_<)
そのままにしておくと次に見た時には、それまでなかったシミが出来てしまうことも・・・

 

↑ ファンデーションによるシミ。放っておくとどんどん落ちにくくなります( ;∀;)

シミは取れたとしても、通常のお手入れよりも多くの金額がかかってきます!
丸洗いだけで落ちたはずの汚れが悪化してしまう前に、保管前には専門店でのお手入れをしましょう。



そして、お手入れから帰ってきたお着物を保管するのにオススメなのは、桐の箱。

以前はお嫁入り道具として、桐の箪笥をお持ちのご家庭が多くありました。

が、今ではもっとコンパクトに桐の衣装箱に保管される方も増えております。

 

湿気は下へ下へとたまります。
洋服ダンスの上などの高い位置に置いて保管されると更にリスクを軽減できます。


その一方で、着物に直接触れる《たとう紙》

はじめに買ったときのまま使いっ放し、そんな方はいらっしゃいませんか?


たとう紙も替え時のサインを逃すと大変なことに。
そうなる前に、たとう紙を交換しましょう!

たとう紙は着物を外部の汚れや湿気から守る最後の砦・・・
ですが、そのたとう紙が破れていたり、汚れていたりでは、意味がないのです。

破れたまま使っていますと、当然そこから何か白の汚れの成分が直接着物にかかってしまうことも。



 

 ↑ 破れているため、ここから湿気や汚れがお着物に直接触れることに…




また、たとう紙は長い間使っていると、空気中の湿気を含み、黄色く変色してきます。
その変色はいずれお着物にも移ってしまいます。

「長い間しまったままで――」
とお持ちいただくお客様の中には、たとう紙のシミと同じ形のシミが着物にもあるということがよくあります。

たとう紙の変色は、着物への危険が迫っているサインです!

着物にシミが移ってしまう前に、たとう紙を変えましょう。

同時に、お手入れなどの際に紙類が着物の間に挟まっている場合もあります。

その紙も同じく黄色に変色し、変色が着物にも移ってしまうため、黄色に色が変わってしまっているものは必ず抜いておきましょう。
ただし、和紙は箔の剥がれを防止する役目もあるため、黄色くなってきたら交換して保管してください。



そして、着物の保管の際は必ず【乾燥剤】を一緒に入れ、絹の大敵である湿気から着物を守りましょう。


保管の方法につきましてはこちらから

↓ ↓ ↓ 

失敗しない着物の保管方法!!




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