【浜松】着物　仕立て直し実例！

 

こんにちは。

静岡県・浜松市東区上西町にあります着物専門店「和福屋」です！

 

今回のきもの豆知識は着物,羽織,仕立て直し実例です。

着物を購入してから年数がたってくると寸法直しの必要が出てくる場合があります。

今回は着物と羽織を洗い張りし、寸法直しをさせて頂いた実例をご紹介致します。

 

 

婚礼のタイミングでご両親がお誂えしてくれた紬のアンサンブルを、「着やすい寸法に直したい。」とお客様よりご相談頂き加工をスタートしました。

爽やかな色合いがとてもきれいな紬ですね！

紬は観劇やランチ会などカジュアルなシーンに活躍する着物です。

自分の楽しみで着用できるのでサイズとコーディネートを変えてあげればこれからどんどん着て頂ける一枚です。

 

 

【紬】

解いてから洗い張りで生地を綺麗にしました。

現在の長襦袢に合わせて袷仕立てでお直しをしています。

寸法直しの際は長襦袢もお持ち込みいただけるとより正確にお仕立て直しが出来ます。

あとはご本人様の現在の寸法も再度測らせて頂きます。

それによって仕立ての仕方も工夫することも出来ます。

※寸法によっては仕立て直しが出来ない場合もございます。

※袷仕立ては裏地を付けた仕立てのことです。

 

衽の不足分には足し布を使い、衿丈の不足の足し布は下前の衿の見えないところに入れてもらいました。

 

掛け衿先より衿下の間で足し布をしました。

八掛のすそ山にヤケがあれば、ずらしてもらうように仕立て屋さんに指示も出しました。

 

衽丈の足し布は着付けで見えないところへ足してもらうようにしました。

袷仕立てなので八掛が必要ですが、今回は保管状態が良かったためにそのまま八掛も使用しました。

擦り切れてしまっていたり、シミや汚れがある場合は新品の八掛の購入をオススメする場合もあります。

今回はガード加工を着物にかけました。

仕立て直した着物やお手入れ後の着物や帯にもガード加工をかけることが出来ます。

※状態によってはガード加工がかけられない・オススメ出来ない場合もございます。

 

☆ガード加工に関してはこちらの豆知識をご確認下さい！

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【長羽織】

羽織は長羽織に仕立て変えしました。

元々着用がなかったため解くだけで、洗いすることなく仕立て直しが出来ました。

※通常着用されている着物は洗い張りが必要となります。

 

元々の袷仕立てを羽織は単衣仕立てに変えました。

最近では気温の上昇に伴い、上物は単衣で仕立てされる方が増えています。

肩すべりには羽織裏を使うことで有効活用出来るようにしてあります！

綺麗で汚れもなくお洒落な生地だったので、そのまま裏地は使わせて頂きました。

 

羽織の身丈はおしりの長さからふくらはぎの長さに変えました。

今は長羽織が主流となる為、着姿もより美しくなります。


 

 

アンサンブルですが着用姿がとても綺麗で上品ですね♬

仕立て直すことでこれからたくさん着ていただけます～(*’▽’)

 

仕立てをはじめとした加工はいつでも和福屋までご連絡下さい！

 

 

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